映画はあまり見ないほうだが、小説「四日間の奇蹟」が面白かったので、
映画のほうも見たくなり、DVDを見た。
こういう場合、自分のイメージと違うキャスティングがあったりするが、
これはほぼイメージどおりで、原作を追い越せはしないものの、
とてもいい映画だった。
特に、知的障がい児の千織役の尾高杏奈ちゃんが、とてもよかった。
今ちょうど、「芋たこなんきん」で、主人公の少女時代を演じている。
映画の頃よりも少し大人になった彼女が、関西弁で頑張っている姿は、
また味わい深いというか、愛らしい。
藤山直美さんの少女時代にしては、可愛らしすぎる気もするけれど(笑)、
戦中戦後の混乱した時代を生きた少女を、明朗に演じてもらいたいと思う。