以前は、自殺する人をどこか軽蔑していたように思う。
難病や不慮の事故など、生きたくても生きられない人だっているというのに、
自ら命を絶つだなんて絶対にいけないと、強く思っていた。
自分が心を病んで、
まさか私に限ってという経験をして初めて、
自分でコントロールできないほどに心が壊れてしまうことがあるのだと知った。
周囲の優しさも気遣いも、全て受け入れられなくなることもあるのだと知った。
自殺する人の多くは、きっと、心を病んでいると思う。
だからこそ、本当に死にたかった人ばかりではないと思う。
「生きたい」ともがきながら、不本意にも自殺に至った人もいると思う。
うつ病は、脳内神経伝達物質の脳中枢細胞への取り込みの増加にもとづく神経細胞の機能亢進、混乱が原因の病気らしい。
なので、その物質を減らす薬や取り込みを抑える薬を飲めば、症状は緩和するし、治療で治る病気だ。
ただ、見た目に気づきにくく、自覚症状にも鈍感になりやすい性質の病気だ。
「心の風邪」と言われるが、実際、普通の風邪よりも受診しにくく、
まだまだ精神科や心療内科の敷居は高いように思う。
そう言う意味で、手遅れになりやすい病気でもある。
自殺問題がいろいろと取り上げられる中、
原因や責任はどこに、誰にあるのかと、論議されたりしているけれど、
同時に、心の病に気づける意識と勇気が、もっと多くの人に必要だと思う。
いじめや種々のストレスによって心を病みつつも、
的確な治療を受けていない人がきっとたくさんいるように思う。
もっと、心の病に理解と関心のある社会・地域づくりが必要なのだと思う。
とは言いつつ、
私自身、世間体を気にしながら、周囲に内緒で通院しているのだけど。。。
自殺の多い県トップ3は、秋田、青森、岩手。北東北に集中している。
経済的な問題も大きいのだろうが、
心の病に関する情報不足や理解不足も大きいように思う。
目を向けるべきところは、案外、足元なのかもしれない。
