ぼちぼちいこか

虎ファン主婦のひとりごと。
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教師の善し悪し
夫は昨夜、地域の人たちと飲み会だった。
そこで、子どもがいる教師のほうがいい教師だという話が出たらしい。
その場には子育てしている女性の先生もいたので、そういう展開になったのだろうと想像するが、夫はどうしてもその発言が引っかかって、教師の質は子どもの有る無しではないと思うと反論したらしい。
盛り上がっていた場の雰囲気を悪くしてしまったと、落ち込んで帰ってきた。
私なら、場の雰囲気から思ったことを言えなくて後でモヤモヤしそうだが、
そこで率直にものを言ったところは彼らしく、それで落ち込むのもまた彼らしかった。

思いとしては、私も夫の意見に同感だ。
確かに子育て経験のある先生が担任のほうが安心なのかもしれないが、
教師としての評価はそこではないと思う。

以前出会った助産師の女性を思い出した。
彼女は4人の子どもを持ち、仕事と家庭を両立させていた。
4度の出産・育児の経験は助産師としてさぞかし大きな財産だろうと思ったが、
彼女は「自分の経験から話すこともあるにはあるけど、助産師として自分が何人取り上げたか、その経験が助産師としての自分のスキルだから」と言った。
とてもかっこよかった。
今まで自分が立ち会った出産状況などは、病院のカルテとは別に自分のスキルとして記録していると言っていた。
自分が取り上げた赤ちゃんが何人いるか、ちゃんと把握しているのだそう。
プロ意識の強さに驚いた。

教師と呼ばれる人たちも、それくらいのプロ意識があるといいのにと思う。
「私は教師として、○百○十○人の子どもたちに関わった」と言える先生がどれだけいることだろう。
専門職というのは、そういう職業人ではないかと思う。
yui | 夫・家族 | 11:23 | comments(5) | trackbacks(0) |