ぼちぼちいこか

虎ファン主婦のひとりごと。
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13年目にして
今日は余震も減って、普通の一日を過ごした。
朝は「昨日はびっくりしたね〜」という挨拶を幾人かと交わしたけれど、その程度。
同じ岩手に、まだ救出を待っている人や避難所生活の人がいるというのに、
もう全く普通の生活をしていることに、何だか後ろ髪をひかれる思いになった。

阪神淡路の時は、確かに大変だったけれど、自分も被災者まっただ中だったので、
友人・知人の安否確認に走り回ったり、給水車に並びに行ったりと忙しかった。
ライフラインの復旧に、電気が2日、水道が1ヶ月、ガスが2ヶ月。
それはそれは、非日常な日々だった。

震災から5日目に、生野菜を買うためにやっとの思いで大阪へ出たら、
普通にバーゲンが大盛況で、ショックを受けたことは今でも忘れられないが、
今、自分は、あの時の「大阪の人」と同じなんだろうな・・と思った。

近くにいながら何もしていない自分。今自分にできることは何なのか。

そう考えていて、気づいた。
あの時の大阪の人だって、何もしていなかったわけではない。
きっと、神戸の被災者を思って祈ってくれていたに違いない。

13年目にして、大きな誤解がとけた。
今、目には見えない多くの人の祈りが、岩手宮城内陸地震の被災者を支えている。
明日からまた普段の生活が始まるけれど、
被災者の方のことを心に留めて生活していきたいと思う。
yui | ひとりごと | 23:52 | comments(10) | trackbacks(1) |