震災から3週間が過ぎ、気づけば4月。
早かったような長かったような...
うちの辺りは、今週半ばくらいから燃料不足が解消され、
ガソリン・灯油は並ばずに買えるようになりました。(満タンもOKに!)
スーパーには、牛乳やもやしといった生鮮食品も少し並ぶようになり、
品薄ではありますが、不自由さはずいぶん解消されました。
ただ、精神的には、この一週間が一番しんどかった気がします。
地震直後は「非日常」の緊張感の中で、やや興奮気味に過ごし、
「今できることを頑張ろう!」という前向きな思いで過ごしていましたが、
時間が経つにつれ、身近な人からも沿岸の現状を見聞きするようになって、
津波の脅威や爪痕の大きさを、身近にそしてリアルに感じ、
安易に復興だの頑張ろうだのと言えない…そんな気持ちが膨らみました。
火葬が間に合わず、一部地域では土葬が現実化している現状にも、
今回が「阪神とは比較にならない震災」なんだということを思い知らされ、
その上、原発事故も重なっている現状で、
この先一体どうなっていくのかと、不安というか苛立ちも膨らみました。
前向きな気持ちと沈む気持ちが入り交じる複雑な中、私自身の生活はと言うと、
震災の「尾ひれ」のような雑用が増えました。
例えば、あまり話をしたことのない夫の知人や親戚との会話(電話)とか、
郵便の回復によって届きだしたお見舞い手紙へのお礼状書きとか。
この十数日で1年分に相当するくらいの人づきあいをした気がします(苦笑)
そういうつきあいの中で、温度差を感じる場面も色々あったりして、
でも、多くの人に心配してもらって、心を合わせてもらっているんだから
感謝しなきゃ、がんばらなきゃと自分に鞭を打ってやっていましたが、
徐々に調子が上がらなくなり、ここ数日不調気味に。
で、ようやく我に返りました。
私はうつ病で休養中だったんだと。
がんばってたらダメじゃないか、もっといい加減に過ごさなきゃと。
(遅っ!ってつっこまれそうですが^^;)
こんな状況のわりには上手くやってるんじゃない?と、
夫からはめずらしく高評価をもらったのですが(苦笑)、
震災で「がんばらなきゃモード」が高まっていたことを少し反省して、
今「ぼちぼちモード」に戻しています。
まぁ何てことない、明日でいいことは明日に…っていうモードです(笑)
で、気づいたこと。
今「がんばろう」「がんばって」連発のテレビが多いこと多いこと。
テレビに限らず、スーパーや街角、新聞などでも同様。
がんばりたい人ががんばる分には全然構わないけれど、
応援や励ましの言葉に囲まれるのって、うつ病の人にはよくないよなぁと。
何かがんばってなきゃいけない雰囲気がして。
「何かしたい」という、多くの人が今持っている善意の気持ちを、
誤解なく届けられる言葉って何なんでしょうか。。。
むずかしいですね。